看護師が患者に対してやってはいけないNG言動とは?

看護師が患者を励ます時につい口にしてしまう言葉に「大丈夫」がありますが、実は患者から無責任だと捉えられてしまうことも少なくありません。不安な気持ちになっている時に「大丈夫」と言われれば、心が落ち着くでしょう。しかし、薬の副作用などで今まさに苦しんでいるという人に「大丈夫」と声掛けをしても、「何を根拠に言っているの!?」と激昂されてしまう可能性があります。

同じように「頑張ってください」という言葉も突き放したように捉えられてしまうことがあるため、使い方には注意が必要です。励ましたい気持ちを伝えるには、「頑張っていますね」「何か困っていることはありませんか?」と気遣いの言葉をかけてあげると良いでしょう。

業務に追われて忙しい時に患者から声をかけられると、ついつい態度に出てしまうことがあります。例えば、ナースコールを何度も押されて対応しなくてはならない時、決して表情に出してはいけません。「すみませんが、順次対応しますので、少しだけ待っていただけますか?」と笑顔を交えつつ対応するのが理想的です。看護師がイライラしてそっけない態度を取ってしまうと、患者が遠慮してしまい、症状の変化を伝えることができなくなる可能性もあります。そうなってしまうと、迅速な処置ができず症状が悪化してしまうこともあるので注意しなくてはなりません。

また、患者とタメ口を話す看護師がいますが、不快に思われてしまうこともあるため、基本的にはNGです。患者を敬う気持ちを忘れずに敬語を使うようにしましょう。